第24回 全国花のまちづくりコンクール 花のまちづくり大賞

農林水産大臣賞

南砺市(富山県南砺市)《市町村部門》

“花のまちづくりでひとつになる南砺市”

 町村合併後10周年を迎え、当初の総合計画に謳われた「自然に優しい住みよい街づくり」を目標に、2004(平成16)年より自然環境や生活環境の保全、花による景観向上などの関連事業を市民と行政の協働で展開しています。

 活動では(公財)花と緑の銀行が認定する約200人のグリーンキーパーが活躍し、リーダーとなって住民と一緒に花壇づくりをしてきた結果、市内に花壇が約300ヶ所つくられ、花のコンテナは約4,000個にもなります。これにより山並みや田園を背景に花が映える美しい農村風景やまちの景観が保たれています。世界遺産「合掌集落」を花で飾るおもてなしや花壇コンクールを通じた花のまちづくりの気運高揚、二つの花の施設を拠点にしたイベントが、市民の間に花と緑の輪を広げ、新たな花文化を創出しています。花のまちづくりによる地域連携の見本ともいえる取り組みは大変高く評価されます。

南砺市(富山県南砺市) 南砺市(富山県南砺市)


さがみ野やすらぎ街づくり委員会(神奈川県座間市)《団体部門》

“桜並木から広がる市民主体の花のまちづくり”

 やすらぎの街づくりを目指して、以前からあった桜並木をいかしたガーデニングをコンセプトに、2001(平成13)年から花壇づくりを始めました。市道に沿った二つの緑地帯(延長1.6q)の花壇とそこに点在する29ヶ所の花壇(花の里親制度)で活動しています。緑地帯花壇の年2回の大規模な植え替えには、地域の住民や団体、福祉施設等に加え、今年からは米軍下士官までもがボランティアで参加しています。また、地元の保育園や小・中学校からも参加があり、花栽培体験型の花育活動にもなっています。

 13年間の活動で花壇づくりは地域に定着し、街並みに彩りと潤い、やすらぎをもたらし、世代や組織、地域を超えた大きなコミュニティ活動に発展しました。桜並木という地域資産に花を加えたことで、花育活動などへも拡がりを見せており、花の社会性を発揮させた先進的な取り組みとして大変高く評価されます。

さがみ野やすらぎ街づくり委員会(神奈川県座間市) さがみ野やすらぎ街づくり委員会(神奈川県座間市)


国土交通大臣賞

六甲アイランドCITY自治会 ローズガーデンファミリー(兵庫県神戸市)《団体部門》

“協働で花開いた都市コミュニティ”

 阪神淡路大震災で人工河川の一部が漏水したためにその撤去が計画された際、住民の発案によって埋め立ててローズガーデンにする構想がまとまりました。2010(平成22)年から六甲アイランドセンター駅の隣接地(240u)で住民と市の協働でバラを中心とした花壇づくりに取り組んでいます。

 つるバラによる立体的な表現や多年草で四季折々の表情を花壇につくるなど、都市の街並みと調和した美しい景観が維持されています。管理においても無農薬栽培を心掛けるなど、人工的な町並みで住民が憩い潤える空間が見事に創出されています。また、バラをテーマに幅広い人たちが交流できる機会がつくられており、5月のバラ祭りには4,000人が訪れるなど、地域のコミュニティの形成や活性化にも寄与しています。花を介して協働によって地域コミュニティを発展させた成功事例として高く評価されます。

六甲アイランドCITY自治会 ローズガーデンファミリー(兵庫県神戸市) 六甲アイランドCITY自治会 ローズガーデンファミリー(兵庫県神戸市)


まちづくりリーダー養成講座OB会(兵庫県加古川市)《団体部門》

“講座修了生がリードする花とふれあうコミュニティのまちづくり”

 「花と緑のまちづくりリーダー養成講座」(市主催)で制作した花壇を維持管理するために、修了生が2002(平成14)年にOB会を結成して活動が始まりました。それ以降も修了期ごとにOB会が組織され、現在165名で日岡山公園を拠点にした花のまちづくりを展開しています。

 活動は年を経るごとに規模と内容が充実し、公園には市民が集い、憩える場にリニューアルされました。2005(平成17)年には各期の有志がNPO法人を立ち上げ、市内に新設した街角花壇(8ケ所)の維持管理を通じた花のまちづくりにも取り組んでいます。各メンバーの特技をいかした主体的な関わりが、メンバーの生きがいや健康維持にもつながり、花を介したコミュニティがつくられています。行政主導の講座で始まった知縁が有機的に結び付き、有形無形の資産として地域還元に成功した事例として高く評価されます。

まちづくりリーダー養成講座OB会(兵庫県加古川市) まちづくりリーダー養成講座OB会(兵庫県加古川市)





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