日本花の会

花のまちづくり

第9回 優秀事例発表会

写真:花のまちづくりコンクール優秀事例発表会

『花のまちづくりコンクール推進協議会』の事務局を担っている日本花の会では、花のまちづくり の啓蒙・普及と花のまちづくりに取り組んでいる方々のスキルアップを図るために、 全国花のまちづくりコンクールの優秀事例発表会及びスキルアップ講座を企画しています。

第9回 花のまちづくり優秀事例発表会(第23回コンクール)

日程

2013年10月30日(水)

場所

学士会館(東京都千代田区)

花のまちづくり優秀事例発表

人と花と自然とふれあう 花のまち
個人部門 福田具可

花と緑と笑顔でつながる交流の場
団体部門 牧之原市花の会

地域に根ざした緑化活動をめざして
団体部門 鹿児島市立西紫原小学校

花と緑の地域づくりを目指して
団体部門 昆陽南公園苗圃を活用する会

花のまちづくりスキルアップ

“花のまちづくりと花育”
一般財団法人日本花普及センター 事務局長 西岸 芳雄

花のまちづくりコンクール優秀事例発表会

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人と花と自然とふれあう 花のまち

福田 具可 さん

活動のきっかけ

「あかぎ国体」(昭和58年)の開催に向けて、県や町を挙げて花いっぱい運動が展開されていました。 当時務めていた学校で園芸主任として、その担当になりました。 また、自宅でも庭いじりや野菜作りが好きで、自分の住んでいる地域が美しい「花の里」になればとの願いから、運動不足の解消にもなると思い自宅周辺へ、そして町へと活動を広げてきました。

活動の概要

自宅は、「オープンガーデン福田」。花暦をつくり、「人と花と自然とのふれあい」をテーマに、通年一般開放しています。
庭の特徴は、 ・ふるさとに会える庭…地域の自然、生態系をいかし保護に努めています。
・季節感の感じられる庭…「四季の小道」を設置し自生種をいかして、日本の山野草を育てています。
・地域に開かれた庭…表側は沿道から見えますが、裏庭等は見えないので見学コース(1~10)を設けています。
・絶滅危惧種の保護・増殖…カッコソウ、クリンソウ、クマガイソウ等々を栽培しています。
・花の里づくり…美しい地域の景観形成に努めています。

敷地は大きく5つのエリアに分けられます。
①沿道…「水仙街道」、「サルビア街道」など花街道づくりに取り組んでいます。
②「野菜花壇」…ホウレンソウ、ナス、キュウリ等季節の野菜にパンジー・ビオラ、ポピー、サルビア等を入れて楽しんでいます。キッチンガーデンです。
③表庭…花木等の下に福寿草、カタクリ、インパチェンス等季節の花を育てています。
④棚…山野草の鉢物を展示、育成しています(見学コース1)。
⑤「四季の小道 」…見学コース2~10季節の山野草などが咲く、季節感の感じられる庭づくりに努めています。
⑥その他…テラスにグリーンカーテンを作り、「夏の客室」「夏の居間」等に活用しています。

私の活動のキーワド「つなぐ」、「かかわる」、「うごく」に心がけ、活動は自分を「つかう」こと・「生(活)かす」ことだと思って、花のまちづくりを進めています。
そこで自宅から始め、地域の花の里づくりを進める会、中之条町花の会、ぐんま日本花の会へ活動の場をつなげています。また、町など行政との連携も図っています。
花の里づくりを進める会は、約17年ほど前に設立しました。自宅の延長としての活動です。できるときに必要に応じて活動し、花の里づくりを進める日(第1、第3日曜日)には多くの住民が参加し、コミュニティガーデンや道路沿い約200mの植栽、管理を行っています。終了後には、飲食を共にしながら交流を楽しんでいます。さらに、町の花の会との共催でやまゆり祭りを開催しています。
中之条町花の会は、平成12年に設立し、会長として100余名の会員とともに、「花と緑で潤い安らぐまちづくり・降りてみたくなる駅・歩いてみたくなる街・住んでみたくなる町中之条」を目標に活動しています。JR中之条駅や町の公共施設での花の植栽、管理をはじめ、研修会・講習会、旅行などを通して交流しています。活動の主たる目標の1つは、花好きな会員(点)が自宅の周りを花で飾り、その点をつなげて面(花のまち)に広げていくことにあります。事務局が町役場内にあり、町と連携しながら花のまちづくりを進めています。
ぐんま日本花の会は、平成14年に設立し、会長として会員約60名の仲間とともに情報交換をしたり、研修旅行に出かけたり、花のイベント等に参加したりなど、「花と緑のぐんまづくり」を応援しています。

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活動の成果

地域の花の里づくりの活動を通して、住民の絆が深まり、地域の様々な行事もやりやすくなるなどコミュニティの発展がみられます。
活動の場が地域へ、町へ、県へとつながっていくと多くの花仲間ができ交流が広がっています。このことは自分自身の成長にもつながり、生き甲斐にもなっています。
町外からの花見学者の中には、町内の観光地や食堂等にも立ち寄っていかれますので、町の活性化にも役立っています。
平成27年度の「花と緑のぐんまづくり~ふるさとキラキラフェスティバル~」が中之条町に決定したことや町のキャッチフレーズに「花と湯の町 なかのじょう」が採用されたことは、町花の会の仲間の活動や花の力・花の社会性が認められたものと理解しています。
さらに美しい「花の里」の実現など、多くの理解者等により、地域や町がよりきれいになってきています。

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今後の展開

私は、今年、後期高齢者入りしました。今の活動を次世代にどうつなげていったらよいのかが最大の課題になっています。健康に留意し、「ロハスな活動」を心がけながら、「花と緑のぐんまづくり」や「花と湯の町 なかのじょう」の推進を応援するなど、花のまちづくりを楽しんでいきたいと思っています。

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花と緑と笑顔でつながる交流の輪

牧之原市花の会

活動のきっかけ

牧之原市は静岡県中西部に位置し、北部に牧之原台地の大茶園、東に駿河湾を有し、14.7㎞に及ぶ風光明媚な海岸線は、静波海水浴場・相良サンビーチとして年間80万人近くの海水浴客が訪れる県下有数の海水浴場になっています。
2005(平成17)年10月、当時の榛原郡相良町と榛原町が合併し、牧之原市が誕生しました。それぞれの町で活動していた花の会はこれからの活動について話し合い、発展的解散をし、新たに「牧之原市花の会」を発足させました。

活動の概要

会員300人、21団体で構成し、市内の花壇は38か所、合計面積は2637㎡で、温暖な気候のもと年間を通して花を楽しむことができます。会員が住むそれぞれの地域で、花壇の管理を中心に、市民のみなさんと花や緑を楽しむ活動をしています。
花壇を彩る花々は会員が種から育てます。各団体が、次の季節の花壇をイメージしながら花の種を決めています。まとめて育てることができる育苗場所がなく、会員の家庭で苗づくりをしているために、気温や天候に左右されるなどの苦労もありますが、花壇できれいに花を咲かせ、地域の皆さんに喜ばれ、「きれいですね」、「ご苦労様」、「ありがとう」と声をかけていただくことが、会員の喜びとなり、活動を継続する原動力となります。
市民のみなさんに「花や緑に触れてほしい」「一緒に花や緑を楽しんでほしい」という思いから、市内で開催されるイベントでは会員が講師となり「ふれあい花あそび」を行っています。会員の知識や技術は、グリーンアドバーザーや花咲くしずおかアドバイザーから指導を受けたものです。こけ玉づくりやフラワーアレンジメント、寄せ植えなど、いろいろな花あそびを行います。このような活動の中で会員同士の交流や、市民との交流を図ることができます。

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前回の受賞後に取り組んだ活動

会員の平均年齢は70歳、最年長91歳の牧之原市花の会にとって、後継者育成は大きな課題です。緑化知識や、花緑に触れる楽しさと合わせて、仲間づくりを目指す緑花ボランティア育成講座の「はな人づくり講座」を2009(平成21)年から実施し、3年間継続しました。2010(平成22)年からは、この講座の修了生を対象としたステップアップ講座を同時進行で行いました。2011(平成23)年からは両方を合わせた形で、榛原総合病院の屋上スペースを利用した花壇づくりとボランティア育成を開始しました。病院敷地内という普段の活動場所とは異なる空間の中での活動は、2年間にわたるチャレンジでした。活動を重ねていくうちに受講生は屋上花壇だけにとどまらず、玄関前の花壇整備にも着手し、今年の春からは新たなボランティア団体として活動を始めています。
会員相互の情報交換の場としてワークショップ形式による話し合いも行っています。参加者が気軽に意見できるような会議になり、花壇の様子、活動内容を振り返り、良い点や悪い点を出し合うことで、今後の活動がさらに広がることを期待しています。

活動の成果

会員が研修で得た知識や技術は、イベントだけでなく市民や学校、各種団体などからの指導依頼にもいかします。花の会の活動は子どもから年配の方まで、年齢層はさまざまですが活動中は笑顔であふれていて、みんな楽しそうです。「またお願いしたい」との声も多く、指導した会員の励みにもなっています。「小さなきっかけが花いっぱいのまちにつながる」この思いを大切にして活動を続けています。
花壇の作業は会員だけでなく地域のみなさんと一緒に行うことで、市民の関心を引き、花壇にも目がとまるようになります。きれいな花壇には人が集まり、おしゃべりの場となっています。また、花壇を中心に人と人が行き交うことで、地域に安全で安心出来る場を目指しています。
初めて主催した緑花講演会では、会員のほかに市内外から多くのみなさんの参加をいただきました。講演会後のアンケートには「花の力・可能性を強く感じた」、「花と緑は人にとって大切なものだと思った」、「ボランティア活動はコミュニケーションと楽しい雰囲気が大切ですね」などの感想があり、「これが私たちの目指すところだ!」と思い、花を通じての仲間がこんなにもたくさんいることに心を打たれました。

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今後の展開

私たちの花づくりは種まきから。命の芽吹きから成長を見守ることの大切さを忘れず、これからも活動を続けていきます。
2009(平成21)年6月には富士山静岡空港の開港をきっかけに、牧之原市を訪れる方々を花いっぱいの美しいまちでお迎えし、「お・も・て・な・し」ができるよう、私たち牧之原市花の会は「空港のまち・花いっぱいのまち」をスローガンに活動してきました。茶園の緑、青い海、空、豊かな自然とともに、花や緑を通して人とのふれあいを大切にし、活動を通じて出会う子どもたち、仲間たちにもこの思いを伝えていくとともに、今後も楽しんで活動を続けていきたいと思います。

写真:花のまちづくりコンクール優秀事例発表会

地域に根ざした緑化活動をめざして

鹿児島市立西紫原小学校 校長 奥 善一 さん

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地域に根ざした緑化活動をめざして

鹿児島市立西紫原小学校 校長 奥 善一 さん

活動のきっかけ

本校は、昭和44年、鹿児島市に最初に造成された紫原団地の一角に誕生しました。開校当時、砂埃の舞う校庭に教児一体となって芝生を植え込み、地域の方々が持ち寄った種々の樹木を植栽し、現在のような緑あふれる教育環境が作り上げられました。先人たちの熱い思いは、歴史は浅いながらも学校環境緑化への取組として、現在も脈々と受け継がれています。
このような背景を受けて、本校では、環境緑化の整備を教育の出発点ととらえ、子どもたちに、栽培活動と直接関わりをもたせながら、豊かな情操の育成や自然への働きかけによる科学性、及び、児童相互の自主性・社会性の育成を図ってきました。さらに、環境教育の重要性を踏まえ、子どもの身近な環境問題について、緑化活動を通した実践的・体験的な学習を教科領域や総合的な学習等で推進してきました。 本コンクール応募をきっかけに、学校の緑化環境を地域の緑化環境の一部ととらえ、「花のまちづくり《運動に貢献できる活動に取り組むことになりました。

活動の概要

西紫原小では、「種から開花まで《を念頭に児童927吊と教職員が一緒に汗を流して、学校の環境緑化に取り組んでいます。学級園・学校園の花壇には、春・夏合わせて約1万本の花が栽培されています。さらに、児童は、「一人一鉢《運動にも取り組み、その花は立体花壇に飾られるほか、卒業式や入学式を自分たちの花で飾る活動を続けています。この活動を通して、発芽から開花、結実までの一連の植物の生長過程を科学的にとらえられるよう、理科・生活科の学習との連携を図っています。
【地域に根ざした緑化活動】
●地域に根ざした開かれた学校を目指し、子どもたちの手による地域の「花のスポット《として地域住民、来校者の憩いの空間になるような緑化活動の推進(フラワーロード)。
●地域への緑化活動の働きかけとしての、栽培委員会児童による公民館、保育園・幼稚園、児童クラブ等への自家苗の配布、及び4年生による街頭での花苗の配布活動。
●3~6年生児童による校区内の緑地帯、公園の除草・清掃活動や、学校の花から採取した種子の地域への配布(ゴミ0運動、校外ボランティア活動;6年生)。

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活動の成果

●緑化活動を、体験的、実践的、問題解決的教育の一環として位置づけたことにより、教科・道徳等の学習との連携がさらに密になり、積極的に栽培、観察に取り組む児童が増えてきた。自主的・主体的態度が育まれつつあり、一昨年には、児童会が活動の柱として「西紫原小児童会グランドデザイン《をつくり、花自慢の学校を目指した活動を呼びかけている。
●教職員の中に、花づくりを「人づくり《としてとらえる気風ができあがりつつあり、緑化を教育の場に積極的に取り入れるようになってきた。
●諸団体・他校、地域、家庭への花苗・種子の配布により地域の緑化への貢献ができた。また、多くの学校、幼稚園との連携・情報交換などを通して、地域を越えた花のまちづくり運動促進の足がかりができた(公民館、幼稚園・保育園、児童クラブ等)。
●地域住民から、花の絶えない学校の緑化活動、地域への緑化活動の働きかけに対し、「お褒め《の言葉をいただくようになり、子どもたちの「環境《に対する関心・意欲がさらに高まった。

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今後の展開

ここ鹿児島市は、台風の災害に加え、近年ムクドリによる食害や桜島の降灰に悩まされています。子どもたちと、これらの厳しい自然条件と向き合い、一つ一つ問題解決を図りながら、地域に根ざした「花のまちづくり《運動を推進していきたいと考えています。そのためには、緑化素材の教材化と指導に携わる教師の栽培・緑化指導スキルの向上が必要です。地域の有識者、専門家との連携を確立し、今後も職員研修の充実を図りながら、地域に根ざす開かれた学校づくりをめざし、地域と双方向性を持った「花のまちづくり《をめざしていきたいと思います。

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花と緑の地域づくりを目指して

昆(こ)陽(や)南(みなみ)公園苗圃を活用する会
代表 辻井 玲子 さん

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花と緑の地域づくりを目指して

昆(こ)陽(や)南(みなみ)公園苗圃を活用する会 代表 辻井 玲子 さん

昆陽南公園苗圃を活用する会

2005(平成17)年11月に「みんなで楽しく!《をモットーに「花と緑の地域づくり《を目指すボランティア団体として立ち上げました。会の活動は、昆陽南公園内の小さな圃場を中心とした①年2~3回の播種・育苗②学校園や病院、コミュニティ花壇など公共施設への花苗供給、③公園内の花壇の維持管理、④学校園などへの花壇づくりの指導、他、公園の植栽帯約500㎡の維持管理も行っています。
現在、会員34吊が3班編成で日々の活動を交代で行っています。
一年草だけでは種子代もかかるので、多年草を増やしたり、自分たちで種子を採取したり、挿し木や挿し芽にも取り組み、花の品種を増やし、これまでに約75品種の苗を育てました。花苗の生産量は年間15,000ポットを超え、学校園などの公共施設33箇所に供給しています。
会員相互の親睦を深めるため、休憩や作業終了時にはティータイムを設けて、情報交換を行うとともに、講習会やオープンガーデンなどのイベントにも積極的に参加し、技術の研鑽にも努めています。

昆陽南公園の特色ある活動

当初、他の見本となるような公園の花壇づくりを目指しました。それはローメンテナンス・ローコストの花壇です。これまでの花壇は一年草が多く、花苗やその植替えに多くの費用や労力が必要でしたが、それをできるだけ軽減するため、低木や宿根草を積極的に用いるようにしました。
この花壇が良い事例として専門家から紹介され、多方面から見学に来られましたし、広報伊丹1月1日号1面には私たちがハボタンで干支の巳をデザインした花壇がカラーで掲載され、さらに来園者も増えました。
また、公園の外周フェンス沿いに約1,500本のアジサイを植栽しています。このアジサイも地域の方々と協働で挿し芽からで育てたものです。
前回の花のまちづくりの現地審査にてご指導いただいた環境への取り組みとしては、花の残渣や枯葉からの堆肥づくりを進めており、できた堆肥を花壇などで活用しています。

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花壇づくりを通したPTCA※の取り組み

昆陽南公園の近隣には幼稚園、小学校、中学校がかたまってあります。はじめは供給した花苗を各自で植えてもらっていましたが、私たちの花壇と比べ花の発育状態が違うので、土づくりの指導を依頼され、学校園との関わりが始まりました。
中学校では生徒約100吊と保護者や先生が参加して年2回、校内や外周花壇において花苗を植えています。
小学校でも年2回の花壇づくりの他に園芸委員会による活動があり、今年度は27吊の子供たちが年間カリキュラムを組んで種まきから鉢上げ、花苗の植えつけまで公園の圃場や校内で月1回程度活動をしています。園芸委員の中には虫が苦手な子がいましたが、自分が育てた花のためなら草抜きも頑張れたという感想やこれからももっと花のことを教えてほしいという言葉に感動し、きっと「子供たちに花や緑の素晴らしさをわかりやすく伝えることができたら、後世に継承していってくれる!《と嬉しくもあり、気が引き締まりました。
幼稚園では幼い時から土に触れることを重視し、先生やお母さんたちと一緒に花壇づくりなどを楽しんでいます。
花や緑を広げる活動の一環として学校園6団体と市民病院1団体に兵庫県の緑化助成制度を活用して低木などを植えるお手伝いをしました。多くの子供たちが植栽作業に参加し、植栽帯がリニューアルされ、景観が良くなるとともに「花や緑を大切にしょう《という気持ちが広がり、責任感も湧いてきたと感じています。子供たちが花や緑を通して多くの人とのコミュニケーションを持てたことこそ、地域に根ざした活動の成果だと喜んでいます。
また、学校園において低木を植栽したことで必要な花苗もこれまでの3分の1以下に減り、他の施設へも花苗を供給することが可能にもなりました。今後は低木に合せて、ポイントで花を使い、高低差や色彩などを考えた花壇作りをアドバイスしていきます。  ※PTCA P;parents, T;Teacher, C;Community, A;Association 三位一体型の学校共育活動

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最後に

会員は50歳代~86歳と高齢化していますが、長年花苗づくりに取り組み、試行錯誤の中で技術を磨き、今ではプロ顔負けの花苗が作れると自負しています。また、学校園で指導にあたるメンバーも上達し、今では堂々たる先生ぶりです。花や緑に触れることは健康にも良く、会員みんなが元気に活動されています。
私も公園を訪れる方々や子供たちに「この花 綺麗やね!《、「この花の吊前は?《、「素敵な公園ですね!《と、笑顔で声をかけられることが励みとなり活動が続けられ、また、活動を通じて会員をはじめ、多くの方々と交流できることが幸せであり、健康の秘訣でもあると思っています。
これからも昆陽南公園から花と緑のまちづくりを広げ、そして、花や緑を愛する心を未来へつなげていけるようみんなで力を合わせ頑張っていきたいと思います。

花のまちづくりスキルアップ講座

写真:花のまちづくりコンクール優秀事例発表会

花のまちづくりと花育
(一般財団法人日本花普及センター 事務局長 西岸 芳雄 さん)

[略歴]
1971年農林水産省に入省。農蚕園芸局果樹花き課花き対策室長、構造改善局計画部資源課長などを歴任後、 2001年に退官。同年より(財)日本花普及センター専務理事、現在は事務局長。
2008年3月に全国花育活動推進協議会が発足以来、同協議会の事務局の長として花育活動が全国的に普及・定着するように運営に携わる。