日本花の会

花のまちづくり

花のまちづくりの花壇デザイン

花のまちづくりでは、いろいろな場所で花壇づくりがされています。
地区の公園やまちかど、公民館などの施設まわり、道路沿い、学校、個人の庭など・・・
花壇のタイプも一年生の草花が中心のものもあれば、一年生と多年生の草花を組み合わせたもの、アジサイやバラなどの花木類と草花を組み合わせたものなど・・・
また、花壇の他にもハンギングバスケットやフラワーボックスなどのコンテナに植えられたものなど、そのタイプも様々です。
さらには、花壇を誰がデザインして、どこから苗を調達して、誰が植えて、誰が管理するか・・・関わる人もその場所によって異なりますし、花壇づくりの目的そのものも違います。
このように花のまちづくりでの花壇づくりは、条件がそれぞれに異なるものですから、花壇づくりを決まった形に治めることはできません。しかし、花の社会性を花壇づくりの中でいかすという観点では、花壇をデザインする方法、花をきれいに見せる方法で、一定のパターンがあります。

ここでは花の社会性を発揮させる花壇づくりの過程を紹介します。
花壇づくりで花の社会性をいかすには、いくつかの過程で、関わる多くの人の考えを集約させていくことが大切です。
毎年同じ種類の草花で、同じデザインの花壇では花の社会性は発揮されません。
花の社会性がどうやったら花壇づくりの中で生まれてくるか、それを意識しながら活動することがポイントになります。

ステップ1 花壇のコンセプトとテーマを決める

どんな花壇にするか・・・
たとえば夏の花壇だと、花苗としてはサルビアとメランポジウム、ペチュニア、シロタエギク、マリーゴールドがあるから、これらを組み合わせて模様をつくり・・・というように、植える花苗の材料を優先させて花壇デザインを考えていませんか?
これではこの花壇にはあまりテーマ性が感じられません。
手元にある材料をただ並べて植えるといったものになってしまいます。
花壇をデザインするうえで、花の社会性をいかすには、そのコンセプトとテーマをみんなで考えます。 ここでいうコンセプトとは、その花壇が持つ一貫した考え方(概念)のようなもので、花壇づくりの根幹となるものです。
テーマはコンセプトをより具体的に分かりやすい言葉にしたものだと考えてください。
例えば、コンセプトは「誰もが楽しめ、誰にもやさしい花壇」、テーマは「彩りと香りのまち角」というようなものです。

ステップ2 花壇の色合いや模様のパターンを決める

この段階ではコンセプトやテーマを徐々に花で具体化していきます。 コンセプトやテーマにそって花壇の色具合や模様のパターンを決めます。 例を挙げるとステップ1のテーマを受けて、

  • 明るくてはっきりした色の花 (黄色系6、ピンク系3、白1)
  • 三角模様で色を分け、繰り返す
  • 花が香る花木を入れる
というようになります。

ステップ3 具体的な草花の材料などを考える

この段階で草花の材料などを具体的に考えます。

  • 1年草、多年草、花木などの植え込む種類
  • 生育特性が似ているものを選択
  • 草丈を考え変化をもたせる
  • 花と緑の割合を考える(緑を基調)

まとめ

このような段階を経ながら花壇をデザインしていきます。
できるだけ多くの人が花壇づくりの当初から関わる。これが花の社会性を発揮させるポイントです。
このように段階を経て取り組むことで、花壇づくりで成功したときの達成感と花壇への愛着は倍増され、仲間とのきずなも深まり、次の花壇づくりの意欲が湧いてきます。

それから花壇づくりの一年間を振り返ることも大切です。

  • 花はいつも生き生きとしていたか
  • まわりの景観と調和していたか
  • 季節性はあったか
  • 他人の評判はよかったか
  • 管理に苦労したか
こうすることで次の花壇づくりがさらにレベルアップして質が高まります。