公益財団法人日本花の会

桜の名所づくり

品種特性詳細 (認定番号 第018号) ‘ 勝浦雛桜 ’

認定品種の特性詳細

(認定番号 第018号) ‘ 勝浦雛桜(カツウラヒナザクラ)’ Cerasus ‘Katsuura-hinazakura’

落葉性の亜高木で樹形は傘状、樹幹の色は灰褐色で光沢はやや有る。皮目の並び方は横並びで、気根はときに有る。枝の太さは中、色は灰褐色で新梢の毛は中。葉全体の形は楕円形または倒卵状楕円形、先端は鋭尖形、基部はくさび形、葉縁鋸歯は単鋸歯に二重鋸歯が混ざり、先端は鋭形で腺が有る。葉の長さは10~13cm、幅は5~7cmで厚さは中。成葉表面の色は緑色、裏面は淡緑色でやや白色を帯びる。表面の光沢は弱、成葉には毛がない。側脈数は11~13、葉柄の長さは約2.2cmで少し伏毛が有る。成葉の蜜腺は葉柄上部ときに葉身基部にある。花序は散形状で一花序に3~5花、花の向きは横向き、一重咲で開き方は抱え咲となる。花の大きさは直径4.0~4.9cmの大輪、蕾の色は紅色、開葯時の色は淡紅色。花弁全体の形は円形または広倒卵形、先端の切れ込みは少、基部の形は突出形、旗弁はない。花弁表面のしわは少、花弁の脈の色は目立たない。花弁の長さは約2.1cm、幅は約2.3cm、花弁の厚さは中、花弁数は5個。雌ずいの長さは約1.2cm、雌雄ずいの長さの比は同長、数は1本で花柱の毛は無。雄ずいの長さは約0.8cm、数は31~38本、がく筒の形は鐘形で基部にわずかに毛が有る。がく裂片は長卵状三角形でわずかに鋸歯があり、無毛で色は紅褐色。花柄は極短く、小花柄は約2.4cmで毛がある。苞全体の形は倒卵形、先端は鋭形で内巻、花の香りは有、開花後に展葉し、勝浦町での通常開花期は3月下旬、染井吉野より7~10日ほど早く開花する。苗木の増殖性は根から発生するひこばえからの株分けにより容易。

  • 写真:勝浦雛桜 カツウラヒナザクラ Cerasus Katsuura-hinazakura
  • 写真:勝浦雛桜 カツウラヒナザクラ Cerasus Katsuura-hinazakura

‘ 勝浦雛桜(カツウラヒナザクラ)’ Cerasus ‘Katsuura-hinazakura’