公益財団法人日本花の会

桜の名所づくり

品種特性詳細 (認定番号 第023号) ‘ 秋保足軽紅重 ’

認定品種の特性詳細

(認定番号 第023号) ‘ 秋保足軽紅重(アキウアシガルベニガサネ)’ Cerasus sargentii ‘Akiu-ashigaru-benigasane’

落葉性の高木で樹形は広卵状、樹幹の色は灰褐色で光沢は弱い。皮目の並び方は横並びで、気根はない。枝の太さは中、色は灰白色で新梢に毛はない。葉全体の形は広楕円形または広倒卵形、先端は鋭尖形、基部は円形または心形、葉縁鋸歯は単鋸歯に二重鋸歯が混ざる。先端は鋭形で腺がある。葉の長さは11~13cm、幅は6~7cmで厚さは中。成葉表面の色は濃緑色、裏面は白色を帯び、両面とも無毛、側脈数は9~12、葉柄の長さは約1.9cm、無毛。成葉の蜜腺は葉柄上部にある。花序は散形状で一花序に2~3花、花の向きは横向き、一重八重咲で開き方は平開形となる。花の大きさは直径3.4~3.5cmの中輪、蕾の色は濃紅色、開葯時の色は紅色。花弁全体の形は楕円形または円形、先端の切れ込みは少、基部の形は円形または心形、旗弁はときに有る。花弁表面のしわは無、花弁の脈は目立たない。花弁の長さは約1.4cm、幅は約1.3cm、花弁の厚さは中、花弁数は5~7個。雌ずいの長さは約1.7cm、雌雄ずいの長さの比は雌ずいが雄ずいよりやや長く、数は1本、花柱は無毛。雄ずいの長さは約1.1cm、数は34~41本、がく筒の形は長鐘形で無毛、がく裂片は長卵状披針形で鋸歯はなく、無毛、色は紫紅色。花柄は極短く約2㎜、小花柄は約1.1cmで無毛。苞は、全体の形は倒卵形または広倒卵形、鋸歯は鈍形で平坦。花の香りは殆ど無、展葉期と開花期は同時、通常開花期は4月中旬、染井吉野の後に開花する。

  • 写真:秋保足軽紅重 アキウアシガルベニガサネ Cerasus sargentii Akiu-ashigaru-benigasane
    【原木の開花状況】
    2020年4月20日
    写真提供 髙階 道子 氏
  • 写真:秋保足軽紅重 アキウアシガルベニガサネ Cerasus sargentii Akiu-ashigaru-benigasane
    【花弁の形と枚数】
    花弁数は5枚が多いが、
    6~7枚の小花が樹幹内の枝で
    不規則に混在している

‘ 秋保足軽紅重(アキウアシガルベニガサネ)’ Cerasus sargentii ‘Akiu-ashigaru-benigasane’