公益財団法人日本花の会

桜の名所づくり

品種特性詳細 (認定番号 第028号) ‘ 蜂須賀桜 ’

認定品種の特性詳細

(認定番号 第028号) ‘ 蜂須賀桜(ハチスカザクラ)’ Cerasus × kanzakura ‘Hachisuka-zakura’

落葉性の亜高木で樹形は盃状、樹幹の色は灰褐色で樹皮の光沢はややある。皮目の並び方は横並びで、気根はない。枝の太さは中、色は紫褐色で新梢に毛はない。葉全体の形は楕円形または倒卵状楕円形、先端は鋭尖形、基部は円形または心形、葉縁鋸歯は単鋸歯に二重鋸歯が混ざる。先端は鋭形で腺がある。葉の長さは12~15cm、幅は6~8cmで厚さはやや厚い。新芽の色は赤茶色、成葉表面の色は緑色、裏面は白色を帯び、両面とも無毛、側脈数は12~14、葉柄の長さは約2.3cmで無毛。成葉の蜜腺は葉柄上部にある。花序は散形ときに散房状で一花序に3~5花、花の向きは横向き、一重咲で開き方は抱え咲形となる。花の大きさは直径2.8~3.8cmの中輪、蕾の色は紅色、開葯時の色は淡紅色。花弁全体の形は楕円形または円形、先端の切れ込みは細かい鋸歯状、基部の形は鈍形、花弁表面のしわは少、花弁の脈は目立たない。花弁の長さは約1.6cm、幅は約1.6cm、花弁の厚さは中、花弁数は5個。雌ずいの長さは約1.7cm、雌雄ずいの長さの比は同長、数は1本、葉化はなく、花柱は無毛。雄ずいの長さは約0.9cm、数は33~39本、がく筒の形は長鐘形で無毛、がく裂片は披針形で鋸歯があり、無毛、色は紅褐色。花柄は約1.0㎝、小花柄は約2.0cmで無毛。苞の全体の形は倒卵形、鋸歯は鋭形で平坦。花の香りはほとんど無く、開花時には新芽が展開する。通常開花期は ‘ 染井吉野 ’ より約1ヶ月早い。早咲きの品種であるため、徳島市では2月中旬より開花し、開花盛期は3月上中旬と開花期間が長い。

  • 写真:蜂須賀桜 ハチスカザクラ Cerasus × kanzakura Hachisuka-zakura
    原木の開花状況(2020年3月2日)
  • 写真:蜂須賀桜 ハチスカザクラ Cerasus × kanzakura Hachisuka-zakura
    がく筒および苞の形

‘ 蜂須賀桜(ハチスカザクラ)’ Cerasus × kanzakura ‘Hachisuka-zakura’