公益財団法人日本花の会

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桜の名所づくり

学び舎の桜プロジェクト ~桜を知ろう、守ろう、救おう~

皆さんが子供の頃、卒業式や入学式の時期に仰ぎ見た綺麗な「学び舎の桜」。満開の桜の記憶や思い出は、いつまでも心の奥深く鮮明に残っているのではないでしょうか。
「学び舎の桜」は子供達を見守ると同時に、子供たちは身近にある桜から生きる力を実感することができます。
生き物である桜を継続的に観察して触れていると、桜が成長する過程や病気に罹るなどの理科の範囲のみならず、生きようとする桜に多くを学ぶことができます。

桜を知ろう

生徒が「学び舎の桜」に興味や関心を持ち、桜に触れる機会を作ってあげましょう。
桜の授業を開設できる場合は、当会より講師を派遣します。桜の特性を説明したり、生徒が桜に直接触れて調査するお手伝いをします。
見るだけの「学び舎の桜」から、より身近な存在になることで、桜への愛着を深めてもらいます。また、授業のみ限定せず、委員会活動や部活、課外活動、夏休みを利用した活動なども対象とします。

具体的な学習内容

  • 桜の生態・特性に関するお話
  • 桜に関係する歴史のお話
  • その地域の桜についてのお話
  • くらしの中での桜の利用のお話
  • 桜や桜をとりまく鳥や昆虫のお話など

桜を守ろう、救おう

近年、植栽から長い年月が経過し、「学び舎の桜」の多くが衰弱しています。以前は楽しめた綺麗な桜の花も、維持管理しないままでは弱ってしまいます。
児童や生徒、学校や地域住民が中心となって「学び舎の桜」の保護・保全や樹勢回復を行う場合は、当会が支援します。具体的な桜の保全方法の伝授や指導など、それぞれの学校の要望に応じて協力します。
当会の桜の専門家が「学び舎の桜」の健康診断を行い、再生方法をご提案します。
「施肥」は生徒でも実行できる保全作業ですが、枝の剪定や土壌改良などは専門業者に依頼することになります。
その場合、費用や実施期間も異なりますので、それぞれの学校の状況に応じた対応策を検討できるようにアドバイスいたします。
生徒や地域住民が「学び舎の桜」の再生・復活活動に参画することで、桜の花が咲く喜びを皆で分かち合い、世代間交流や地域のコミュニケーションを促進することも期待できます。

具体的な実習内容

  • 桜の樹勢診断をしてみよう
  • 桜に施肥をしてみよう
  • 桜の接ぎ木をしてみようなど

募集の概要

当会では「学び舎の桜プロジェクト」に参加する小中学校を募集しています。
地域の小中学校の桜を児童や住民の皆さんと当会から派遣された専門家が協力し桜の健康診断を行い、再生方法をご提案いたします。
活動を通じて花の咲く喜びを皆で分かち合い、地域の子供達と一緒に活動することにより、地域のシンボルである桜を次世代に引き継ぐことにもなります。

対象となる学校

  • 桜に関心のある学校
  • 授業またはそれに準じた活動ができる学校
  • 数年間(3年ほど)一緒に活動できる学校

対象地の選考方法について

  • ご応募いただいた学校から応募用紙に基づき対象となる学校を選考いたします
  • 該当応募者にはご連絡いたします

※選考されなかった応募者には、当会作成「桜管理マニュアル」をお送りいたします。

活動事例(PDF)

費用負担

  • 授業や活動に講師役として参加する費用は当会が負担します
  • 桜の生育状況の調査および樹勢回復方法の提案までの費用は当会が負担します
  • 桜の保全や樹勢回復等の作業をする場合、その費用は当会への依頼者がご負担ください

応募方法

学び舎の桜プロジェクト申込書に必要事項をご記入の上、郵送もしくは、メールにてご連絡ください。