桜の名所づくり
2026全国さくらシンポジウムin八千代
~ いつまでも 微笑み続ける 八千代の桜 ~

新川千本桜 ‘河津桜’(写真提供:八千代市)
2026年4月2日(木)・ 3日(金)、「全国さくらシンポジウム」が千葉県八千代市で開催されました。八千代市は、花や緑に恵まれた豊かな自然環境を有しながら、都心から30km圏内に位置する、自然と都市機能が調和したまちです。ご紹介する活動報告のほか、公益財団法人かずさDNA研究所植物ゲノム生物学研究室室長・白澤健太氏による記念講演「DNAで迫る染井吉野の起源と開花予測」も行われました。
プログラム
4月2日(金)シンポジウム 会場:八千代市市民会館大ホール
シンポジウムには約450名が参加しました。交流会会場では「染井吉野エコライトアップ2026点灯式」の様子が中継され、‘染井吉野’の並木と新川の水面がやさしい光で照らされる様子を楽しみました。
活動報告
「市民ボランティアが育てた新川千本桜」
報告者 : 萩原 善彦氏(新川千本桜の会 会長)
八千代市の中心を流れる新川の両岸、約9.5kmの桜並木が新川千本桜です。‘河津桜’ ‘陽光’ ‘染井吉野’をメインに、‘十月桜’ ‘寒桜’ ‘兼六園菊桜’ ‘駿河台匂’ ‘八重紅枝垂’を加えた8種類・1330本の桜が植えられています。市の植栽事業として、里親の寄附によって2002年より植栽されました。植栽後に市民ボランティアの募集があり、翌年「新川千本桜の会」が発足。以来20数年にわたり、桜並木の育成と環境維持活動を続けてきました。
2017年には会として‘河津桜’のライトアップを企画し、ボランティアによる手作りの祭り「第1回新川千本桜かわづ桜まつり」を開催。毎年バージョンアップを重ね、2022年からは太陽光によるエコライトアップをやちよ未来エネルギーの協力により実現しました。新川の川面に映る幻想的な桜並木が好評で、市内外から多くの来場者に楽しんでいただいています。
日頃の活動としては、体力を要する草刈り、水はけ改善作業、支柱の架け替え、害虫駆除、環境美化活動、定期清掃作業などを行っています。今までは桜並木の育成を目的に活動してきましたが、今後は立派に育った桜と共生しながら、未来に向けて末永い活動を目指します。

新川千本桜の会の皆さん(写真提供:八千代市)
「新川千本桜エコライトアップの取り組み」
報告者 : 原田 光一氏(一般社団法人やちよ未来エネルギー 理事)
私たちは東日本大震災や地球温暖化、環境破壊などの問題に向き合う中で、子どもたちに希望ある未来を残すために市民の手で自然エネルギー社会への転換を目指す、コドモミライプロジェクトという取り組みを行っています。
新川千本桜のエコライトアップはこの一環で、日中に太陽光パネルで充電し、昼間貯めた電気で夜ライトアップします。これを繰り返すことにより100%自然エネルギーによるライトアップが継続できます。この取り組みは市内外の個人、法人、団体など多くのご協力によって実現できています。
また、ペットボトルや竹燈籠を活用して、桜だけではなく、足元を照らす取り組みも行っています。

子どもたちが手掛けた
エコライトアップのボトル
新川千本桜‘染井吉野’エコライトアップ
(写真提供:八千代市)
4月3日(金)現地見学会
現地見学会には67名が参加し「新川千本桜‘河津桜’」と樹齢約400年のヤマザクラ「吉高の大桜」(印西市)を見学しました。新川両岸約700本の‘河津桜’は、新川千本桜の会による丁寧な日常管理のもと、健全な生育が保たれていることがうかがえました。単幹で立派な幹周と葉の充実ぶりを目の当たりにし、参加者からは感嘆の声が上がりました。

新川千本桜の会・萩原氏による
現地解説
‘河津桜’の並木を散策
立派な‘河津桜’の幹に感嘆の声

地域の方々で賑わう新川の河川敷
樹高約12m、枝張27mの一本桜
(吉高の大桜)を背景に記念撮影
吉高の大桜を守る会の
皆さんによる募金活動
