公益財団法人日本花の会

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桜の名所づくり

獣害(ノネズミ、ノウサギ)

ノネズミ

根元に乾燥防止目的で多くの敷き藁を施用したり、クローバーなどの植栽をすると冬期の住処・餌場を提供することになり、桜の根まで食害を受けることが多くなります。被害が多発する場合は、殺鼠剤を撒きネズミの密度を下げるようにします。その上で予防したい場合は農薬販売店にて市販されている忌避剤(チウラム剤やジラム剤,アスファルト乳剤など)の適応薬剤を聞いて、塗布または散布をすることが一番効果的です。

ノウサギ

桜の苗木を植栽してから1~3年の間に被害が多く見られます。植栽当初の場合は、地際から全体を食べられたり、先端部を噛み摂られたりすることが多いので、激害となります。被害を受けてからでは手遅れとなることから、生息が予想される場所ではあらかじめ、予防対策をしましょう。少数の場合は幹に新聞紙や藁などを巻きつけても予防出来ます。多数の場合は、農薬販売店にて市販されている忌避剤(チウラム剤やジラム剤,アスファルト剤など)の適応薬剤を聞いて、塗布または散布をすることが一番効果的です。


  • ノウサギによる食害

被害部位の処置

食害によって剥皮されたり、梢端を切断された場合は、腐朽を防ぐためすみやかに保護剤を塗布します。