桜の名所づくり
桜を魅せる基本型
桜の名所づくりでは品種の選択が重要です。目的とする将来像をイメージして計画してみましょう。
桜の名所づくりにおける基本パターン
A 集中開花型
同じ時期に開花する品種により
ボリューム感のある名所を演出する
- 見応えのある空間づくりが容易になる。
- 短期間に花見客が集中するため、トイレ・駐車場など最大時の設備が必要。
【A1】1種類に絞る特徴
- 樹形も揃い、より統一感がある。
- 選択する品種により、独自性のある名所づくりが可能です。
【A2】複数の種類を組合わせる特徴
- 品種の組合せにより個性化が図れる。
B 分散開花型
開花期が異なる品種を組合わせて
花の期間を演出する
- 鑑賞期間が長くできるため、地域のコミュニティで楽しむ花見に向く。
- 花見客は分散するため、トイレ・駐車場などの設備はあまりかからない。
植栽事例
A 集中開花型
集客を目的とする桜の名所では開花期を揃えるのが基本です。同じ品種であれば、樹形も揃った統一感を演出できます。早咲きや遅咲きタイプを活用し既存名所との個性化を図りましょう。開花期が同じ異なる品種の組合せでは華やかさの演出が可能です。
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【A1】1種類に絞る
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【A2】複数の種類を組合わせる
B 分散開花型
開花期が異なる品種を活用して長く桜を楽しむことも可能です。地域の皆さんで楽しむ名所づくりにおススメです。
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見栄えを良くするために
開花期が同じ品種をまとめて植栽しましょう
4月上旬に見頃を迎えるゾーン
4月中旬に見頃を迎えるゾーン開花期が異なる桜は、ゾーンを区切って一群で植栽すれば、見応えがでます。(例:新宿御苑)
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開花期が異なる品種を混ぜて植栽した場合、
ボリュームや一体感が失われます