花で周囲の環境や景観と調和した素晴らしいデザインがつくり上げると、多くの人々の心を感動させます。

きれいな花壇でも、周りに目障りな看板や放置されたごみなどがあっては台無しです。花が見栄えするように周辺の目障りなものは取り除きましょう。

花は量さえあればきれいに見える訳ではありません。景観に花をどう調和させるかがポイントです。休耕田や河川敷などの広い場所では、借景を活かしながら雄大な風景に花を調和させましょう。個人の前庭、街角、道路沿いの花壇、学校などの施設周りでは、建物や町並みに花をあしらいディテールにこだわってもいいでしょう。

樹木はまちの緑の骨格を成し、季節感やまちの潤いを私たちに提供してくれます。街路樹や公園はもとより、住宅地においても生垣や生垣越しに延びる樹木は、周囲に落ち着きをもたらします。また、芝生も花との調和に欠かせません。

見て楽しく、心が安らぐ花壇にするには、スペースと花の量のバランスが大切です。うまくバランスが取れていると心地よく和らいだ空間になります。必要以上に花を植え過ぎると、見る人の息が詰まってしまいます。また、狭いスペースに大輪の花は不釣り合いです。スペースに合った素材選びが必要です。