コマツビル屋上庭園
コマツビル屋上庭園 アーカイブ 1966年2月-2023年6月
当庭園は、日本における屋上庭園の先駆けとして、1966年のビル竣工時に造成されました。
当初は「桜庭園」のみでしたが、2001年に「デッキガーデン」、2003年に「スクエアガーデン」を造りました。
都心のビル群にありながら、心地よい花と緑のオアシスです。
桜庭園
- 開設
- 1966年2月
- 面積
- 360㎡
- 地盤
- 屋上コンクリートの上に直接赤土や黒土、富士山系の軽石を混合
- 植栽
- シダレザクラ、サトザクラ類、ハナモモ、ウメ、シャクナゲ、ツバキ、ドウダンツツジ、ゲッコウカなど
造成当初に植えられた‘八重紅枝垂’をはじめ、‘熱海桜’ ‘関山’など様々なサクラを中心とした構成です。 木漏れ日の下では、フクジュソウやカタクリ、エビネなど多くの山野草が生き生きと育ちます。 野鳥も多く訪れ、四季の移り変わりを感じられる自然豊かな庭園です。
デッキガーデン
- 開設
- 2001年5月
- 面積
- 490㎡
- 地盤
- 屋上コンクリートの上に防根シート、排水マット、透水フィルターを敷き、土壌にはリサイクル資材を原料にした炭素入り多孔質セラミックを使用
- 植栽
- ダンチオウトウ、ナツミカン、ジューンベリー、アジサイ、チューリップ、クリスマスローズ、バラ、エキナセアなど
広いウッドデッキが特徴の庭園は、園芸品種の一年草や宿根草、ハーブを植え、彩り豊かな構成です。 サクランボ、プラム、カキ、レモンなどの果樹が年間を通じて実り、訪れる方々の憩いの場です。
スクエアガーデン
- 開設
- 2003年12月
- 面積
- 220㎡
- 地盤
- 数センチの薄い地盤の上に軽石のマウンド、外周部に人工土壌を入れたパレットを配置
- 植栽
- ヒメシャラ、シャクナゲ、ミツバツツジ、ジンチョウゲ、ヤマアジサイ、ミヤマガンチョウ、オニユリ、カノコユリ、スイセンなど
薄い地盤の上に軽石を盛った庭園は、シャクナゲやツツジなど低木を中心に、高山植物や原種系の植物による構成です。 古典園芸植物や日本各地から取り寄せたヤマアジサイなど、貴重な植物です。 都心で山野のような雰囲気を感じられます。